OB・OG座談会
昨年度の成道会実行委員だった4名のOBOGにインタビューをしてきました!
その様子をお届けいたします!
出席者 塚越 亮(実行委員長 真言宗豊山派 3年)
竹内 隆光(副実行委員長兼広報班長 真言宗智山派4年)
村山 栄俊(副実行委員長兼法要班長 真言宗智山派 3年)
代田 和花(広報班長代理 真言宗智山派 3年)
インタビューアー 駒井信勝(担当教員)
Q 率直に去年の成道会の授業を運営してみて、どう感じましたか?
塚越
元々成道会を経験してからやったので、どのような感じで進んでいくかはわかっていたのでやりやすかったです。
一年生の時に太鼓で参加し、実行委員だった先輩方の手伝いも当日やらせて頂いていたので、成道会への慣れはありました。
竹内
成道会開催の準備は大変でしたが、念珠作りなどで来場して頂いた方々の笑顔を見ることが出来て楽しかったし良かったと思いました。
村山 塚越くんと同じく自分が実行委員に入る1年前に護摩導師として参加しました。それでとてもキビキビと実行委員の方が動いていて、裏方で参加出来ないと考えていて、その経験を踏まえて実行委員に参加しました。忙しくやることも沢山あったと感じます。
代田
去年はSNSを担当していました。去年の感想は、結構ドタバタになった記憶が強く、他のサークルや部活との連絡をスムーズに取るのが難しく、最後に立て込んでしまったという印象がありました。
Q 全体を見通して成道会の苦労した所、工夫すべきだったところはどうでしたか?
塚越
念入りに準備はしていましたが、当日・前日読み合わせの際、グダグダしてしまう部分がありました。 自分たちの中で決めていたことが、皆が来るとうまく運ばない所があり、当日の打ち合わせ通りに行かないところもありました。なので、当日が1番大変でした。
駒井
ありがとうございます。完成予想図があまり上手く考えるのが難しかったよね(笑)
村山
法要班は、仕事を大きく2つに分けて、おねりと法要の取り仕切りがありました。
おねりに関しては、法要班長がずっとその場に入れるわけではないので、自分の考えやグループ内で話し合った事を確実におねり班に伝えなければならなかったので、自分が離れていても確実に出来るようにする事を、連携して伝えるのが難しかったです。配置などに関して考えることを重視してしまった為、各宗派に伝達するのが遅れてしまいました。自分たちではなく周りの宗派の方々に連絡が行き届かなかったことが悔やまれる部分です。
駒井
ありがとうございます。その中でも時宗の参戦が出来たことが去年の成果だったと思います。(一昨年はできなかった為) 法要班にはかなり苦労をかけていたと思います。
竹内
1番悔やまれたことは念珠屋さんとの連絡がうまく取れなかったことですね。大学が使用していると考えて安心していると連携が取れなかった時に損をしてしまうこともある。事前に調べてちゃんとやれば良かったと感じました。法衣展示に関しても、借りる事に手こずってしまった為、2宗派しかおけなかったことも悔やまれる部分です。
駒井
ありがとうございます。企画は色々考える部分で難しいよね。
代田
InstagramやTwitter、Facebook担当の人がいて、そこの連携をとることが、どのくらいの頻度で投稿しているのか・どのようなものを投稿しているのかあまり把握できてなく、偏りが出てしまいました。各SNSで手応えややりがいがあるものもあれば無いものもありました。また、運営側の連絡があまり取れてなかったので、どの位の集客や反応があったかは分からなかったです。もうちょっと出来たのではないかと思う部分もありました。
駒井
ありがとうございます。去年のInstagramはフォロワー数が多くて良かったね。成道会以降も反応があった所は良かった所だね。
Q 楽しかった・良かったと感じたことろ はありますか?
塚越
特に法要を気にして運営をしていましたが、法要がはじまってからのアクシデントもなく、各宗派でお唱えをしていてくれたりして、運営側がバタバタしていた時もありました。そのような状況でしたが、他の人たちは落ち着いて行動をしてくれて、それがとても安心感にも繋がりました。また、運営側・法要側どちらも見れたことが、これからの人生として勉強になることが多く見受けられたので良かったです。
村山
5宗派でお経を唱えることをやるという新しい物を作り出すことが出来、心を一つにして、法要を作り上げることができて、やってる時のかなりの一体感や感動がありました。
竹内
成道会の班だけでなく、学校内のサークルの人たちと協力して企画する事で、来場者の方々に感謝されたことは良かったなと思いました。自分だけでなくサークルの人たちが自分たちの要望を答えてくれたからこそ出来た成道会だったので、とても良い経験になりました。
代田
当日のアンケートが回収できたことが、思ったよりも数を集められて良かったです。大変な分、活動できたことが楽しかったです。
駒井
お寺は多くの人たちに助けられて、支えられて成り立つ物であるという事を自覚し、今の社会でお寺がどうあるべきか・どう活動していくべきかを考えながら自分たちのお寺で何をしていくべきかを意識して気づいてくれればそれは自分の経験にとってより良いものになるよね。
Q この授業をとってどうだったか?
塚越
本当に良かったと思ういます。自分にとっての経験になると思いますし、自分たちで企画して何かを作り上げるということはあまりないと思います。準備から企画を考えた上で運営することは勉強になりました。
先生 ゼロから受講生が企画する、これがとてもいいことだと思いました。担当教員がコロナだからこういう事をするべきだと意見をするのではなく、受講生中心として企画するべきだと言い続けて、今もそれを実行しています。反省する部分もある反面、授業の目的を考えると、これを続けていくべきだと思いました。
村山
あまり人の上にたつ経験が無かったのでその立場にたっていろいろな事をすることや、それに伴って責任が発生するため責任感が育てられました。グループワークが多かったため、他のコースや宗派の人と話すことで色々な意見を聞くことができて、参考になりましたし、これからの人生に役立つ事を沢山学べました。やり切った時の達成感もありました。そして何よりも周りの人にたくさん助けられました。プレッシャーがある中で、多くの仕事をしてくれてありがたかったです。
竹内
適正なポジションでどの人をどうするかという部分で人材について学ぶことが出来た。駒井先生に頼りすぎてしまった部分もあったので、もう少し厳しくしてもいいんではないかとも。
駒井
厳しくしてるつもりだが(笑)全員に仕事を振ってるのでその部分に関してはどうしていいものかと(笑)
代田
他の班に比べて責任の面では気楽に運営することができましたが、一から何かを作るということをしたことが無かったので、成道会を通してお客さんにどう伝えるか・宣伝するかということにイベントをただ作るのではなく、外に目を向けてどう集客するかはとても良い経験になりました。これからお寺をしていく上で、相手にどう伝えるかがとても大事だと感じたし、経験として良い物でした。楽しかったです。
今後に対してのアドバイス・メッセージ
塚越
実行委員長でしかやれない事はあまりなく、大変な部分もあったが、他の班の人たちとバランスよく自分たちが携わってあげた方が負担が軽くなるのではないかと感じました。動きやすい役職なのでお手伝いをしてあげたらもっと良くなると思います。
村山
今年と去年では違う所も沢山あるが、目的は一緒だと思うので、そこの気持ちを大切にして、法要班の1番の目的は仏様にお祈りする事だと思うのでそこを忘れずに頑張って頂ければと思います。
竹内
企画で1番大切なことは来てくれた方を楽しませることが大事だと思うので、それを元に楽しんで企画していくとが大事だと思います。
代田
広報班は1番周りの反応を見れる立場なので、企画の時からどうゆう風に伝えたら人が集まるのか、来てくれた方はどうしたら楽しめるのかを考えることが広報班にとって1番大切だと思います。それを踏まえてアンケートを見れば今後どうすれば良いかわかるので、そこから何かを考えていくことも楽しさにつながると思います。
総括
駒井
終わった時は多くの事を学んでいてくれているよね。講義をするだけでなく生徒が経験や失敗を繰り返すことで、経験して学んでいくところがとても大きなことに感じます。お寺の住職になる前に色々な失敗や経験をして学ぶことがこれからの将来に活かせるのではと思いました。インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。